秩父には『有限会社秩父ワイン』と『秩父ファーマーズファクトリー』の2つのワイナリーがあります。
そのうちのひとつ、秩父ワイン源作印は1940年に初代である浅見源作さんによって創設された秩父で最初のワイナリーです。
ここでは秩父ワイン「源作印」の歴史や醸造工場見学から、試飲やアクセス方法などまとめて紹介します。
この記事の目次
秩父ワインの元祖「源作印ワイン」
有限会社秩父ワインの源作印とは?
秩父ワインは、1940年に初代である浅見源作さんによって創設された秩父で最初のワイナリーです。
有限会社秩父ワインは日本百名山のひとつでもある両神山の麓にあります。豊かな自然に囲まれ、寒暖差が激しくアルカリ性土壌はぶどう造りに最適な場所とされています。
初代である浅見源作さんは1933年、息子である慶一さんが読んでいた「ロビンソン・クルーソー漂流記」からヒントを得てぶどう作りを始めます。
1936年にワイン造りには成功し、1940年に「秩父葡萄酒」として販売を開始しました。
発売当初はなかなか売れませんでしたが、発売から19年後の1959年、フランス人神父に「ボルドーの味」と称賛されたことから源作印ワインの人気が出始めました。
現在では有限会社秩父ワイン以外に、秩父ファーマーズファクトリーの兎田ワイナリーもあり、ぶどうの生産に適した地として、秩父でワイン造りが盛んになっています。
秩父での源作印ワイン販売店と通販
秩父ワイン源作印は、秩父のほとんどの酒屋や道の駅などお土産を取り扱っている場所で取り扱いがあります。
西武秩父駅直結の「祭の湯」でも購入が可能で、立ち飲み処「酒匠屋台」では実際に呑むこともできます。電車で秩父に来てお土産として持ち帰るには、ここでの購入がおすすめです。
また、秩父ワインの公式ショッピングサイトや、楽天やアマゾンでも取り扱いがありますので、通販での購入も可能です。
ただし、商品によって店頭販売限定のものもあるので、限定品は直接買いに行く事をおすすめします。
秩父ワイン源作印の主なラインナップと受賞歴
源作印KARASAWAメルロー
自社農園の唐沢で採れたぶどうを使用。熟した果実の香りと酸味、渋みのバランスが取れた赤ワイン。
源作印KARASAWAメルロー 受賞歴
- Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)
- 2018・2017年 欧州系品種部門 銅賞受賞
秩父ワインの公式ショッピングサイトのみで取り扱いあり。
源作づくり 赤
酸味と渋味のバランスがよく、やや淡麗のミディアムボディタイプの赤ワインです。
原作印赤が生産終了し、リニューアルされて源作づくりとして2018年3月に新発売されました。
源作印 白
白い花を連想させる香りでキレの良い辛口。魚や鶏肉など淡白な料理に合う白ワインです。
源作印白 受賞歴
- Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)
- 2016 甲州部門・辛口 銅賞受賞
- 2014 甲州部門・辛口 銅賞受賞
- 2012 甲州部門・辛口 銅賞受賞
GKT 赤
初代から3代目までのイニシャルから付けられた「GKT」。ベリーの香りと柔らかな渋みで熟成感のある濃醇な赤ワインです。
GKT 白 (漫画「神の雫」39巻におすすめワインとして登場)
爽やかなキレ味で旨味とコクがある辛口の白ワイン。
GKT白 受賞歴
- Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)
- 2015 甲州部門・辛口 銅賞受賞
- 2014 甲州部門・辛口 銅賞受賞
- 2013 甲州部門・辛口 銀賞受賞
個人的には、この中ではGKTがおすすめです。
無料の工場見学は5名~予約制で試飲は予約なし1人でも可能
秩父ワインでは予約制で無料の工場見学も行われています。
予約は5名から可能になっていますが、他に団体の方の予約が入っていれば一緒に見学させてもらえる場合もあるので確認してみてください。
有限会社秩父ワイン 工場見学 | |
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実施日 | 土・日・祝・年末年始以外 |
見学時間 | 10:00~14:00 |
所要時間 | 約20~30分 |
料金 | 無料 |
予約 | 見学は5名からの予約制です。希望の方は電話にて秩父ワインへ問い合わせてください。 |
予約電話番号 | 0494-79-0629 |
工場のすぐ隣にある直売所では源作印の購入と、無料で試飲ができます。予約不要で1人でも案内してもらえます。
直売所はそれほど広くはありませんが、定番商品や直売所限定販売されているものまで揃っているので購入をお考えの方はこちらの直売所で買うのがおすすめです!
また、無料で試飲も可能です。
時期により試飲できる商品は変わりますが、この日は6種類のワインを試飲させていただけました。それぞれのワインを親切に説明してれるので、じっくり選ぶことができます。
営業時間とアクセス・駐車場
(有)秩父ワイン 源作印 | |
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営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 年末年始 |
電話番号 | 0494-79-0629 |
住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄41 |
アクセス | 秩父市街地から車で約30分 |
駐車場 | 専用無料駐車場あり |
公式サイト | 有限会社秩父ワイン |
鉄道の最寄り駅がないため、車以外でのアクセスはバスのみとなります。
バスは西武秩父駅から「小鹿野町営バス 西武秩父駅線」で最寄りバス停「南小沢口」下車すぐです。ただし、1日6本程度しか運行していないため時間に注意が必要です。
駐車場は、工場・直売所がある建物の道挟んで向かい側に約20台ほど駐められるスペースがあります。
看板が出ていませんが、入口に大きな樽があるのでこちらを目印にしてみてください。
まとめ
秩父ワインの元祖でもある(有)秩父ワインの歴史から工場見学まで紹介しました。
秩父市街地から約30分と少し距離がありますが、ワインの醸造工程が見学できたり、直売所では限定ワインの購入や試飲もできます。
車で秩父にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。
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(有)秩父ワインから車で約10分のところに、秩父のもう一つのワイナリー「秩父ファーマーズファクトリー兎田ワイナリー」があります。ぜひあわせて訪れることをおすすめします。
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昔から大好き❤️。永く浦和に住んでいましたので愛着が有ります。用事でさいたま市にいくら時源作ワインを買いたいのですが何処で売っているか教えてください‼️