横浜・渋谷・新宿三丁目などから、乗り換え無しで秩父まで行くことができるSトレイン。
秩父行きは土休日のみで本数が少ないのがネックですが、池袋でレッドアロー(2019年3月からはラビュー)に乗り換える必要がないので便利です。
この記事では秩父への観光でSトレインを利用する方法を中心に、料金や予約方法から車内設備まで、実際に乗ってみた感想とあわせて紹介します。
この記事の目次
Sトレインとは? 平日・休日ダイヤの違いと時刻表
停車駅:Sトレインで秩父に行けるのは土休日のみ
Sトレインは平日は所沢から豊洲間を運行しています。秩父へ行く、または秩父から帰る場合にSトレインを利用できるのは、土休日のみです。年末年始は休日ダイヤになるので、12/29~1/3までは毎日Sトレインが西武秩父まで運行しています。
土休日であれば、横浜・渋谷・新宿から乗り換え無しで秩父まで行くことができます。
池袋にも停車しますが降車専用となっていてSトレインには乗車できません。池袋から秩父へ行くには、特急レッドアローを利用するのが本数も多く便利です。
時刻表:秩父へのSトレインは朝夕の2本
横浜・渋谷・新宿三丁目などから乗り換え無しで秩父まで行くことができるSトレインですが、最大のネックは秩父へ行くSトレインが朝1本、秩父発は夕方1本のみと少ないことです。
西武秩父駅行きの時刻表
Sトレインで秩父まで行けるのは、元町・中華街を7:01に発車する朝の1本のみです。西武秩父駅に9:15に到着するので、観光で利用するには丁度良い時刻です。
西武秩父駅発の時刻表
西武秩父駅出発のSトレインは17:05に発車する1本のみです。夕方の時間帯なので、観光を終えて秩父からの帰りに利用できます。
西武秩父を利用できるSトレインは朝と夕方の1本ずつだけなので、もう少し運行本数が増えたら便利なのですが・・・、現状はこのダイヤです。
レッドアローは1時間に1~2本運行しているので、時間を自由にしたい場合は、レッドアローの利用が便利です。
Sトレインの料金と予約方法
Sトレインは全席指定席です。通常の乗車料金以外に指定券の料金が必要です。
Sトレイン指定料金
レッドアローの指定料金は池袋から西武秩父まで700円ですが、Sトレインの場合、渋谷や新宿三丁目から710円とレッドアローとほぼ同じ値段です。
自由が丘より先の横浜方面でも西武秩父まで1,060円です。
例えば、渋谷から西武秩父までSトレインで行く場合は、乗車券977円+指定券710円で合計1,687円です(SuicaやPASMOなどICカード利用の場合)。
渋谷から利用した場合の料金比較
- Sトレイン・・・合計1,687円(渋谷から乗り換え無し)
- レッドアロー・・・合計1,637円(渋谷から池袋まで山手線を使い池袋で乗り換え)
Sトレインの乗車券販売場所と予約方法
Sトレインの指定券を購入する方法は4つあります。
指定券の購入方法
- Smooz・・・予約から購入までネットのみで可能。座席の指定もできる。※おすすめ
- インターネット予約サービス・・・ネット予約後に駅で購入するので少し手間がかかる
- 駅の券売機や窓口・・・池袋以外のすべての停車駅で購入可能
- 乗車後に車内乗務員から購入・・・通常料金よりも200円高くなる
おすすめは、インターネットで予約と購入まで完了するチケットレスのSmoozを利用する方法です。
Smoozは座席も自分で指定して予約することができます。
乗車前後に指定券の確認はされませんが、Smoozはチケットレスなので、もし確認された場合はスマホの画面を提示すればOKです。
横浜駅・自由が丘駅・渋谷駅には乗車ホームにもSトレイン指定券券売機があるので、乗る直前に購入することも可能です。
Sトレイン車内の様子と設備
Sトレインの座席は2列のクロスシートと、3人横並びに座れるロングシートの2種類があります。
ロングシートは通常の電車と同じで、座席の向きが進行方向に対して横向きなので、飯能でのスイッチバック後に後ろ向きに進むことがありません。
クロスシートにもロングシートにも電源コンセントがあるので、スマホの充電などが可能です。
クロスシートの座席にはドリンクホルダーがあります。引き出せるタイプのテーブルはありませんので、もしお弁当を食べる場合は手で持って食べる必要があります。
Sトレインは1号車から10号車までありますが、真ん中付近の4号車にトイレがあります。
無料のSEIBU FREE Wi-Fiを利用することも可能です。
また、Sトレインには自動販売機は設置されていないので、飲み物は乗車前に購入しておくことをおすすめします。
Sトレイン車内設備まとめ
- 座席は2列横並びのクロスシートと、3列横並びのロングシートの2種類。
- どの座席もリクライニングはできない
- クロスシートは回転させて4名の向かい合わせにすることも可能
- 車いす・ベビーカースペースが5つの車両にある
- 電源コンセントは全席に設置されている
- クロスシートのみにドリンクホルダーがある。テーブルはどの席にもなし
- トイレは4号車に1つある。車内自動販売機はなし
- SEIBU FREE Wi-Fiが使用可能
Sトレインに乗ってみた感想とまとめ
渋谷駅から西武秩父駅まで実際にSトレインに乗ってみましたが、池袋駅は人で混雑することが多いので、乗り換えなしで秩父まで行けてとても快適でした。
渋谷駅から秩父に行く場合の乗車場所は、副都心線と同じ5番ホームです。
渋谷から西武秩父までSトレインで約2時間15分ですが、乗り換えがないとあっという間に秩父まで着くという印象です。
座席のリクライニングはできませんが、車両が新しいので乗り心地も快適です。
最後にSトレインについてまとめておきます。
Sトレインまとめ
- 秩父へは土休日のみ運行(年末年始の休日ダイヤでも運行)
- 元町・中華街、横浜、自由が丘、渋谷、新宿三丁目などから乗り換えなしで秩父まで行ける
- 秩父へ行けるのは元町・中華街7:01発の1本のみ
- 秩父から帰る場合は西武秩父17:05発の1本のみ
- 座席は全席指定席
- Sトレイン指定券の予約・購入はSmoozが便利
西武秩父へのダイヤが、せめて朝と夕方にもう1本ずつ増えてくれると秩父観光でのSトレイン利用がしやすくなりますね。
本数が少ないのがデメリットですが、乗り換えなしで秩父まで行けるのは便利なので、時間がうまく合う方はぜひ秩父観光の際にSトレインを利用してみてください。
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