日本初の流通通貨として有名な和銅遺跡のすぐ近くにある『和銅鉱泉旅館 ゆの宿 和どう』。
秩父七湯のうちで最古の歴史がある和銅鉱泉「薬師の湯」に入ることができます。
ここでは、『和銅鉱泉旅館 ゆの宿 和どう』について、実際に泊まってみた感想を詳細に紹介していきます。
この記事の目次
和銅遺跡からすぐの和銅温泉『和銅鉱泉旅館 和どう』
『和銅鉱泉旅館 ゆの宿 和どう』は秩父鉄道和銅黒谷駅から徒歩約15分(和銅黒谷駅から送迎あり)のところにあります。武田信玄が和銅鉱山の採掘していた頃から利用されていたと言われており、歴史ある温泉です。
和銅遺跡や銭神様と呼ばれる聖神社から近いため、観光後の宿泊にぴったりです。ライン下りなどで有名な長瀞からも近いため、長瀞観光を楽しむ方にもおすすめです。
客室露天風呂や貸切風呂もあり、豊かな自然と横瀬川のせせらぎを聞きながらゆっくりと入浴できます。また、宿泊での入浴以外にも、日帰り入浴も可能です。
こんな人におすすめ
- 自然を堪能しながら温泉に入りたい
- 和銅遺跡観光や長瀞観光の後に近くの宿に泊まりたい
- 客室露天風呂付きの宿に泊まりたい
- 家族やカップルで周りを気にせず貸切風呂にゆっくり入りたい
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建物は自然豊かな横瀬川に面していて落ち着きのある雰囲気
建物は荒川の支流横瀬川に面していて、緑も豊かで落ち着きます。
入り口を入ると広いロビーの奥にフロントがあります。
宿泊の旨を伝えると、ロビーのソファー席に案内してくれてチェックインの手続きをします。ウェルカムドリンクは、お茶やコーヒーがいただけます。
ロビー横にはウッドデッキがあり、横瀬川のせせらぎと緑を堪能することも出来ます。カフェテラスになっているので、朝は鳥のさえずりを聞きながらコーヒーを飲むこともできます。
部屋の雰囲気と客室露天風呂
今回は和室タイプに客室露天風呂が付いている部屋に宿泊しました。部屋は8畳ほどと広くはありませんが、目の前に緑豊かな自然が広がっているので狭くは感じません。
建物の全室が横瀬川に面したテラス付きなので、外に出ると自然をより感じられます。
部屋のテラスからは横瀬川も見えます。
テラスの横に緑を堪能しながら入浴できる客室露天風呂があります。
木の浴槽はかなり大きく大人2人が足を伸ばしてもゆっくり入れます。さらにお子様が入っても大丈夫なくらい広いです。
こちらは夜に撮った写真ですが、夜も雰囲気が良いです。
浴槽の手前には洗い場とシャワーがあります。
寝室はベッドタイプになっているので、布団の上げ下げはありません。客室タイプとしては、一番多い和室にベッドがある和モダン以外にも、バリ風の客室と、和室タイプがあります。個人的には和モダンの客室がおすすめです。
洗面台はきれいで、アメニティもしっかりそろっています。
トイレも掃除が行き届いていてきれいでした。
クローゼットには浴衣とタオルなどが用意されています。
自然を目の前に開放感のある大浴場
大浴場の露天風呂は開放感があり、より一層緑を堪能しながら入浴することができます。
大浴場は24時間入浴可能です。檜風呂と岩風呂の2種類があり、23時に男女が入れ替わるので両方を楽しむことができます。
こちらは内風呂です。それぞれ、内風呂と露天風呂の2つずつがあります。
さらさらのお湯なので、肌がデリケートな方や赤ちゃんでも安心して入浴可能です。
泉質・効能
- 泉質・・・弱アルカリ性低張性冷鉱泉 〈無色透明〉
- 効能・・・神経痛、リウマチ、冷え性、皮膚病、ストレス、切り傷
自然豊かなバルコニーのある貸切風呂
客室露天風呂とは別に大浴場の隣にある貸切風呂に入ることもできます。
こちらは脱衣所と洗面台です。完全個室になっています。
湯上がりに飲むことが出来るレモンの輪切りが入ったお水も用意されていました。こういう細かい配慮はうれしいですね。
風呂内はそれほど広くありませんが、洗い場と奥に大人2人が入れるくらいの大きさの浴槽があります。
貸切風呂も横瀬川に面していて、バルコニーでは間近に緑を眺めながら休むことができます。
貸切風呂の料金は宿泊プランに含まれている場合もありますし、宿泊者は正規料金の半額など割引も受けられますので旅行予約サイトで確認してみてください。
客室露天風呂付きの部屋に泊まる方でも、貸切風呂を利用することをおすすめします。部屋の露天風呂とは違った雰囲気で自然を堪能しながらお湯をたのしむことができます。
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夕食と朝食は部屋ではなく食事処で提供されます
食事は部屋出しではなく、夕食は個室、朝食は大広間での提供です。
夕食は地元の食材を中心とした和食
夕食は先付・前菜から、食事・甘味まで品数タップリの量で、地元秩父や埼玉の食材を中心とした創作和食でした。完全個室ですので周りを気にせず食事をいただけます。
食前酒は秩父のイチゴで作ったイチゴ酒。少し酸味がありながらもさっぱりとした味わいです。秩父ではイチゴを作っているところが多く、春にはイチゴ狩りが楽しめます。
右上は、そら豆・あさり・海老・こんにゃくなどの和え物。前菜は、三ツ葉の酒盗和えや蓴菜、鴨南蛮焼きなど7種類。
椀物は、湯葉・ウニ・わらび・木の芽のすまし汁。
鰹のたたき、湯引き鯛、たこ、サーモン・いくらなどの刺身。
焼き物は、鰆と沢ガニと山桃。沢ガニは以外と臭みがなく美味しかったです。
こちらは新じゃがと新タマネギのパイグラタン。和食だけでなくこういう創作料理もあります。
埼玉のブランド黒毛和牛の武州和牛と、レンコン、ししとうを甘辛いタレで焼いた鍬焼き。武州和牛は始めて食べましたが、脂がのっていて美味しかったです。
揚げ物は、子鮎の衣揚げ、アイナメの抹茶揚げ、アスパラ。
津軽鶏もち、タケノコ、かぼちゃ、こんにゃく、インゲン、木の芽の煮物。
長芋、紅鮭、キュウリ、トマトなどの酢の物。
埼玉県産のお米かがやき米を使用した茶飯と赤だし汁。茶飯の上にはお茶の佃煮がのっています。
デザートは粒あんがかかったわらび餅と、メロン・桜桃・びわなどのフルーツ。
写真で見ていただくと分かると思いますが、かなりの品数があるのでお腹いっぱいになります。
料理は一品一品こだわって作られており、最後まで美味しくいただく事ができました。
※季節や宿泊プランによってメニューは変わります
朝食は和食に加えて秩父名物のみそポテトなども
朝食は個室ではなく大広間でいただきます。メニューはスタンダードな朝食ですが、おなめなど秩父の名物も入っています。
また、これ以外にもビュッフェスタイルで、パンや秩父名物のみそポテトなども自由に取って食べることもできます。
コーヒーやお茶も用意されていますので、食後にゆっくりと飲むことも可能です。
貸切風呂も利用可能な日帰り入浴
日帰り入浴は11:00~14:00までと時間が短いですが、空いていれば貸切風呂も利用することができます。
大浴場では開放的な空間で緑を、貸切風呂では周りを気にせずゆったりと緑を眺めながら入浴することができます。
どちらも緑の景色が素晴らしいので、冬よりも新緑の季節に行くことをおすすめします。
- 利用可能な時間・・・11時~14時
- 日帰り入浴料金・・・1,000円
和銅鉱泉旅館ゆの宿 和どうへのアクセスと駐車場
和銅鉱泉旅館ゆの宿 和どう | |
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住所 | 埼玉県秩父市黒谷813 |
電話 | 0494-23-3611 |
駐車場 | 旅館の目の前に無料駐車場有り |
送迎 | 秩父鉄道和銅黒谷駅から送迎あり |
専用無料Wi-Fi | 有り |
公式サイト | 秩父温泉 ゆの宿和どう |
電車を利用する場合は、旅館に連絡すれば秩父鉄道和銅黒谷駅から無料送迎してくれます。和銅黒谷駅から歩くと約15分くらいかかります。
西武鉄道で西武秩父駅まで行き、秩父鉄道に乗り換える際は電車の本数が少ないので注意してください。秩父鉄道を使わずに西武秩父駅からタクシーを使う場合は15分から20分くらいです。
車の場合は、関越道花園ICから約30分、国道299号経由の場合は秩父市内から約15分くらいです。国道140号線沿いにあり、建物の裏手に無料の駐車場があります。
まとめ【こんな人におすすめ!】
ゆの宿 和どうに実際に泊まってみた感想を紹介してきました。
この旅館の良さはなんといっても、全室横瀬川に面して居て、緑を堪能しながら温泉に入れる点だと思います。その為、冬よりも夏の方が良さを体感できるかと思います。
こんな人におすすめ
- 自然を堪能しながら温泉に入りたい
- 和銅遺跡観光や長瀞観光の後に近くの宿に泊まりたい
- 客室露天風呂付きの宿に泊まりたい
- 家族やカップルで周りを気にせず貸切風呂にゆっくり入りたい
また、楽天トラベルアワードを受賞するなど、旅行予約サイトの評価も高く、おすすめの宿です。料金帯としてはミドルクラスの宿です。秩父に訪れたらぜひ泊まっていただきたい宿のひとつです。
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