『きのこの里 鈴加園』秩父の絶品郷土料理とジビエ料理を口コミレビュー

秩父鉄道武州日野駅から車で2分(駅から無料送迎あり)のところにあるきのこの里「鈴加園」。

猪や鹿、熊などのジビエ料理や、原木栽培のきのこ、産地の野菜を石器焼きでいただく奥秩父の郷土料理が満喫できるお店です。また、鈴加園は高台にあるので、渓谷や陸橋など絶景も楽しめます。

ここでは「鈴加園」の雰囲気や実際にジビエ料理を食べた感想、アクセスなどをまとめて紹介しています。

歴史ある合掌造りの店

国道140号線から少し入ったところに駐車場があり、店舗への入り口は駐車場から坂を上がったところにあります。

少し分かりづらいのですが、こちらの石板の看板が出ているので目印にしてみてください。

坂を上がると昔懐かしい雰囲気で右手には売店があります。

その先に店舗の入り口があります。

歴史ある合掌造りの店内は広い座敷席や囲炉裏など趣きある雰囲気。ちなみに、写真の右下に映っているのは最近仕留めた野生の熊の毛皮です。

入り口を入ると左手に大きな囲炉裏があります。

今回は奥にある個室風の座敷席に案内していただきました。

この日は雲ってしまっていて残念だったんですが、ここからの見晴らしがよく窓から渓谷や陸橋が見られ、眺めもいいです！

奥秩父の郷土料理「石器焼き」を食べてみた口コミレビュー

石器焼きは奥秩父の郷土料理で昔、山仕事をしていた人たちが自然の石（砂岩）を焚火で焼きジビエ料理やきのこを食べていたのが始まりです。

「猪焼コース」と「元締コース」

席に着くとテーブルの上のコンロには大きな石器がアツアツに熱せられていました！石器焼きは焦げ付かず、煙が出ないのが特徴なので服に臭いが染み付く心配がありません。

この石の上で肉や野菜を焼いて食べます。

鈴加園ではコースメニューと単品メニューがあるんですが、コースメニューの方がお得になっているのでコースでの注文がおすすめです。

コースには石器焼きとお鍋のコースがあり、どちらも一人前から注文できるので今回は石器焼きの「猪焼コース」と「元締コース」をいただきました。

また、お肉だけの追加注文もできます。

新鮮なジビエ料理と原木栽培のきのこは絶品！

前菜は栗の渋皮煮や原木栽培のしいたけとこんにゃくの炒め物。右から2番目は、むべという果物。むべは初めて食べましたが、種の周りに果肉が付いていてほんのりやさしい甘さでした。

サービスで鶴首かぼちゃのスープもいただきました。

そしてメインのジビエ料理！手前から猪肉、鹿肉、鶏肉です。

原木栽培のしいたけや、舞茸、エノキなどたくさんのきのこと、地場産の野菜の盛り合わせやこんにゃく。

最初にお店の方が焼き方や食べ方の説明をしてくれます。猪の油をひき、熱々にした石器でお肉を焼いていきます。

行者にんにくのタレをつけていただきます。猪は脂身が甘く臭みはまったく感じませんでした。

鹿肉は脂身はなく赤身肉ですが、とっても柔らかくておいしかったです。少し独特な味なので好みは分かれるかもしれませんが、個人的に猪肉より鹿肉の方が好きでした！

ジビエはこの行者にんにくのタレでいただくんですが、このタレがすごくおいしいかったです！

このタレは、鈴加園で採れた行者にんにくをムラサキ醬油に漬け込んだもので、ちょっと甘めなのがジビエのお肉とよく合います。行者にんにくのタレは外にある売店でも買うことができます。

きのこや野菜は特製の味噌ダレをつけて焼いていきます。

味噌の香りがまた食欲を誘います。しいたけは肉厚で食べごたえがあります。実はしいたけが苦手なのですが、このしいたけはおいしく食べられました！

こちらはきのこ飯ときのこ汁。味付けはシンプルですが、きのこの出汁がよく出ていて香りが口いっぱいに広がります。

そしてまたサービスでしいたけの串焼きをいただきました！入口にある大きな囲炉裏で焼いたものです。炭焼きなので香ばしくておいしい！

最後に手作りの柚子シャーベット。上にはこちらも鈴加園で採れたブルーベリーのジャムとイチジクが載っています。

営業時間とアクセス・駐車場

駐車場は店舗を下ったところに約10台ほど駐められる専用駐車場があります。

最寄りの武州日野駅からは送迎バスもあるので、電車でお越しの方は送迎を利用した方がいいです。要予約になっていますので、希望する方は店舗へ連絡してください。

まとめ

石器焼きでジビエ料理や原木栽培のきのこなど、奥秩父の郷土料理が食べられる「きのこの里 鈴加園」。

普段あまり食べることのできない石器焼きは食べに行く価値ありです！

鈴加園の近くには、道の駅あらかわや、花と湯のおもてなしの宿はなのやがありますので、あわせて立ち寄ってみてください。

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