『秩父三大氷柱』の一つ『三十槌の氷柱(みそつちのつらら)』は、埼玉県の秩父で見ることができる巨大な天然の氷柱です。
なんと、高さは10メートル、幅は50メートルもある天然の氷柱です。夜にはライトアップが行われ、幻想的な風景を楽しむことができます。
そこで今回は、秩父で見ることができる巨大な氷柱「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」を紹介します。
2024年の三十槌の氷柱は、2月13日(火)をもって終了となりました。
この記事の目次
三十槌の氷柱の見頃とライトアップ期間
見学期間とライトアップ期間は以下の通りです。
三十槌の氷柱 2024年の情報 | |
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開場期間 | 2024年1月13日(土)から2月25日(日) |
ライトアップ期間 |
2024年1月13日(土)から2月25日(日) 平 日:17:00~19:00 土・休日:17:00~20:00点灯時間 平日19:00まで |
入場料金 | 氷柱鑑賞には200円(中学生以上)、子供一人100円(小学生以上)が必要になります。ご協力お願いいたします。 |
※その年の気候により変わることがあります
三十槌の氷柱の見頃は、毎年1月上旬から2月下旬ごろまでで、1月中旬から2月中旬ごろまでは、ラインとアップを行っています。
入場する際には環境整備協力金として、一人200円(中学生以上)を徴収いたします。ご協力のほど宜しくお願いいたします。
また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、毎年行っている特産品販売イベントは行いませんのであらかじめご了承ください!
三十槌の氷柱とは?
▲約3分の動画で三十槌の氷柱が分かります
秩父三大氷柱の一つで、埼玉県秩父市大滝の荒川河川敷にある巨大な天然の氷柱です。場所は、「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」と「つちうちキャンプ場」にあり、大きいものは高さ10メートル、幅は50メートル、天然の氷柱1つと人口の氷柱の2つの氷柱があります。
秩父には、三十槌の氷柱を含めて、巨大な氷柱を見ることができる場所が3か所あり、秩父三大氷柱と呼ばれています。3か所共、夜にライトアップが行われ、幻想的な光景を楽しむことができます。
秩父三大氷柱
- 三十槌の氷柱(みそつちのつらら)
- 尾ノ内百景氷柱(おのうちひゃっけいつらら)
- あしがくぼの氷柱
三十槌の氷柱のライトアップはどんな感じ?
ライトアップは、自然豊かな秩父の四季をイメージした色となっており、色がゆっくりと切り替わり、川に映りこむ様子はとても神秘的で見ていて癒されます。
- 春:ピンク(羊山の芝桜)
- 夏:グリーン(三峰山の自然)
- 秋:レッド(中津渓谷の紅葉)
- 冬:ホワイト(三十槌の氷柱)
三十槌の氷柱の混雑具合は?
三十槌の氷柱は、テレビなどで紹介されたこともあり、土日祝日は大変混みあいます。駐車場に入るまで1時間以上待つということもしばしあります。(混みあう土日祝日には、整備員が駐車場まで誘導してくれます)
ほとんどの方が、他県(埼玉県以外)から来られる方です。そのため混みあう土日祝日より平日に見に行ったほうが良いでしょう。(若い方がたくさん来られていたので少しビックリしました)
三十槌の氷柱がある秩父市大滝は、山梨県に抜ける国道140号が通っていますが、山梨県に抜ける場合、普通は高速(中央自動車道)を利用し、わざわざ国道140号(山道)を通る方はいないため普段はとても空いています。
そのため私が初めて三十槌の氷柱を見に行ったときも、こんな山奥で渋滞に巻き込まれるとは全く想定しておらず、渋滞に巻き込まれたときはビックリしました。
秩父の名産・特産品・飲食場所
三十槌の氷柱を見ることができる「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」で、秩父の名産・特産品が売られており、甘酒や軽食も楽しむことができます。秩父は昔から「みそ」や「こんにゃく」が特産品で、それらを使用した以下の料理が有名です。
- みそポテト(第5回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦でグランプリを獲得)
- みそこんにゃく
その他にも、秩父でしか手に入らない「みそポテトチップ」なども売られています。(400円くらいで高いですが・・・)
おすすめはやはり「みそポテト」です。揚げたジャガイモに甘辛いみそだれがかかっており絶品です。
※これらは秩父の農産物直売所の店頭でも販売されています。
公共トイレ設置場所
「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」と「つちうちキャンプ場」の両方にトイレが設置されているため、安心して氷柱を見学することができます。「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」のトイレは車椅子でもご利用可能です。
三十槌の氷柱のアクセス方法と駐車場
三十槌の氷柱を見に行く場合は、車、公共機関(西武観光バス)を利用する方法があります。バスは1時間に1本程度しかなく、山奥の寒い時期ですので車で行くことをおすすめします。
車で行く場合と駐車料金
車で見に行く場合は、「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」の駐車場か、「つちうちキャンプ場」の駐車場のどちらかに車を停めることになります。
「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」、「つちうちキャンプ場」までのルート
- 関越自動車道を利用する場合は、花園ICから1時間半くらいです。(約50km)
- 中央自動車道を利用する場合は、勝沼ICから1時間半くらいです。(約50km)
秩父の冬は寒いですが、雪などが降ることは年に数回で、あまり積もることはありません。(平成26年には、大雪で98cmも積もりましたが) 三十槌の氷柱を見に行く数日に雨や雪が降らなければ、基本的にノーマルタイヤで大丈夫です。(安全を期して、スタッドレスタイヤであれば安心です!)
駐車料金は下記の通りです。
普通車 | 500円 |
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バイク | 200円 |
マイクロバス | 1,000円 |
土日祝日は「つちうちキャンプ場」のほうが停めやすいですが、すぐに満車になるため早めの出発が良いです。土日祝日は、整備員がおりますので、誘導に従って車を止めてください。
ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場 住所:埼玉県秩父市大滝4066-2
つちうちキャンプ場 住所:埼玉県秩父市大滝4011-1
バスで行く場合
- 西武秩父線の西武秩父駅から行く場合
- 西武秩父駅から西武観光バスの[急行]三峯神社線に乗り「三十場(みそば)」で下車します。(現金660円、IC659円、乗車時間は50分程) そこから「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」まで徒歩15分程度です。(所要時間:約1時間5分)
- 秩父鉄道の三峰口駅から行く場合
- 三峰口駅から西武観光バスの[急行]三峯神社線に乗り「三十場(みそば)」で下車します。(現金400円、IC400円、乗車時間は20分程度) そこから「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」まで徒歩15分程度です。(所要時間:約35分)
※ [急行]三峯神社線は、大滝氷まつりが開催されている期間のみ「三十場(みそば)」に停車します。
詳細は「西武観光バス公式サイト」をご確認ください。
三十槌の氷柱バスツアー
三十槌の氷柱バスツアーも各ツアー会社から提供されています。
例えば、クラブツーリズムのホームページから「みそつちのつらら」で検索すると、関東各地から出発のバスツアーがあります。
三十槌の氷柱を見に行くときの服装と持ち物
秩父の冬は寒いため、温かい服装でお出かけください。
手袋やホッカイロを持参したほうが良いです!
河原のため石などでゴツゴツしています。滑りやすくなっているため、滑りにくい靴(トレッキングシューズなど)が良いです。(ヒールの高い靴などは×危険です)
ところどころ照明がありますが、足元は真っ暗になります。足元を照らすことができる小型ライトを持参してください。(大きなライトや明るすぎるライトは、ライトアップの雰囲気と他の見学者の迷惑になるので注意しましょう)
三十槌の氷柱の近くにある宿泊施設
三十槌の氷柱の近くにある宿泊施設をいくつか紹介します。
ちちぶ温泉はなのや | 全室客室露天風呂付きで秩父の旅館の中でも人気・評判の高い |
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御宿 竹取物語 | 秩父の創作料理や、6種類の貸切風呂が楽しめる |
実際に三十槌の氷柱を見てきたときの様子を紹介
2017年2月某日に実際に「三十槌の氷柱」を見てきたので紹介します。
出発は西武秩父線の西武秩父駅から車でスタートしました!
西武秩父駅の改札口からです。平日の朝9時頃でしたが、すでに「三十槌の氷柱」方面のバスには並ばれている方がいました。
そして秩父のシンボル「武甲山」です。石灰岩の採掘によりかなり変貌してしまいましたが・・・。
二百名山の1つで登山者も多く、頂上からは秩父市内を見渡すことができます。私も2回ほど登山経験があり、登山中に野生の鹿にも遭遇しました。(本当に自然豊かなところですが、近年は熊の目撃情報も多いです・・・)
途中、重力式コンクリートダムでは日本で2番目に高い「浦山ダム」を見ることができます。見学もできるので時間に余裕がある方は寄ってみるのもいいかもしれません。
真下は浦山渓谷で、ものすごく川がカーブしています。
宿「竹取物語」です。旅館の主が作る秩父の食材をふんだんに使ったこだわりの創作料理や、6種類の貸切風呂を楽しむことができます。
「秩父市役所 大滝総合支所」の前です。三十槌の氷柱が見ごろの時期は、このあたりは渋滞になります。
渋滞になっている場合は、「つちうちキャンプ場」の駐車場が比較的空いていますので、看板の通り左に曲がってください。整備員の方もこのあたりにいますので、誘導に従ってください。(満車の場合はこの先「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」の駐車場に車を停めてください)
「秩父市役所 大滝総合支所」を直進した場合は、すぐに道が分かれるので、左の「三峯神社」方面に進めば「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」に着きます。
バス停「三十場」です。西武観光バスで来られる方はここで下車します。ここから徒歩10分から15分ほどで「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」に着きます。(道が狭いので気を付けてください)
「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」の入り口に着きました。西武秩父駅から車で50分程度でした。
駐車料金です。
甘酒や秩父の名産・特産品が売られていました。
秩父で作ったこんにゃくに、みそだれが掛かった「みそこんにゃく」です。
ありました!子供からお年寄りまで人気のB級グルメ「みそポテト」、ぜひお召し上がりください。よくおつまみの定番と紹介されていますが、個人的にはご飯のおかずとして食べるのが好きです!
お土産にもおすすめの「みそポテトチップ」がありました。
その他にも「つららみそ」などがあり、ご飯を食べられるところもあります。
「秩父三大氷柱めぐり」スタンプラリーをやっている方は、こちらでスタンプを押すことができます。(つちうちキャンプ場にもあります)
軽く食べ物を散策した後、実際に氷柱を見に行きました。この先に氷柱があります。(少し急な下り坂になっているので足元に気を付けてください)
最初に見えてくるのが天然の氷柱です。崖の上から水が滴り、冬の寒さで巨大な氷柱が形成されています。
ライトアップされると昼間の感じとは違いとてもきれいです。ライトアップの色が変わるたびにその場の雰囲気も変わり神秘的な光景を眺めることができました。
天然の氷柱の右側にあるのが人口の氷柱です。人口ではありますが、一番大きいので迫力がすごいです。
こちらもライトアップするときれいで迫力があります!
最後に「つちうちキャンプ場」の近くにある人口の氷柱を見に行きました。「ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場」から「つちうちキャンプ場」までは、川の上に橋が架けられているため徒歩5分程です。
今までの氷柱と比べると見劣りしますが、近くで見ることができます。
そしてこちらもライトアップを行っています。
帰り際「みそポテト」を味わってきました。揚げたてが食べられたので冷えた身体を温めてくれました。
まとめ
秩父三大氷柱の一つ「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」を紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回紹介した「三十槌の氷柱」以外にも、巨大な氷柱を見学できる場所が2か所あります。スタンプラリーも開催されているのでぜひ秩父の氷柱を巡って、秩父の温泉で癒されてはいかかでしょうか?
昼間の氷柱も見応えはありますが、ライトアップされた氷柱はとても魅力があります。ぜひ皆さんも見学してみてください。
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