秩父ウイスキー祭りとは、毎年2月に秩父神社と秩父駅地場産センターで行われる、ウイスキーイベントです。
国内外ウイスキーの試飲会や、セミナーなどが行われます。前売りチケットだけで完売してしまい、当日券が発売されないくらいの人気があります。
ここでは、秩父ウイスキー祭りと秩父蒸留所見学ツアーの様子をご紹介致します。
秩父ウイスキー祭りとは
秩父ウイスキー祭りは、2023年で10回目となる人気のウイスキーイベントです。
毎年2月に秩父神社や秩父駅地場産センターで行われます。回数を重ねるごとに参加者が増え前売りチケットは完売し、収容人数の制限の為、当日券も発売されないくらいの人気です。
秩父ウイスキー祭2023(令和5年) | |
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日程 | 2023/2/19(日) |
時間 | 11:00~17:00 |
場所 | 秩父神社+秩父地場産センター&特設テント |
チケット | 前売券:5,500円(税込) |
公式サイト | 秩父ウイスキー祭公式サイト |
ウイスキー試飲会
秩父ウイスキー祭りの目玉は、なんといってもウイスキーの試飲です。
会場には、国内外のメーカー、インポーター(輸入業者)等が試飲ブースを出展します。秩父のイチローズモルトはもちろん、様々なウイスキーの試飲を楽しむことができます。
2019年の出展一覧は以下の通りでした。
以下は2018年の試飲会の各会場出展一覧です。
最初に受付で試飲用のグラスを受け取り会場に入場します。開催年度によってロゴの色が違います。
グラスはストラップに付けられるようになっています。
続いて試飲会場入り口で水とパンフレットをもらい中に入ります。
会場は秩父神社と、秩父鉄道の秩父駅にある地場産センターの2つあります。
こちらは秩父神社の参集殿会場。オープンから30分後ですが、すでに参加者でいっぱいになっていました。
イチローズモルトを製造しているベンチャーウイスキーなど人気のブースには長蛇の列が出来ていました。
各ブースでは、発売前のウイスキーや、一般には販売されない熟成前のスピリッツなども試飲することができます。
一部有料のものもありますが、ほとんどは無料で試飲ができます。
こちらは、秩父駅の地場産センター会場。こちらもたくさんの人で賑わっていました。
各ブースでも多くの人がウイスキーを試飲していました。
かなりの量のウイスキーを試飲して、最後に個人的に好きなアードベッグで締めました。
私自身はウイスキーが好きでよく飲みますが、深い知識はありません。試飲会で知らなかったウイスキーに出会え、しかもその場で実際に飲むことができ、秩父ウイスキー祭りをとても堪能することができました。
会場内にはとても知識のある方も多かったと思いますが、知識のある方はある方で楽しんでいる様子がうかがえました。
全国や海外からウイスキー好きな人しか来ていないので当たり前と言えば当たり前ですが、初心者から上級者までウイスキー好きな人は間違いなく楽しめるのが、秩父ウイスキー祭りだと思います。
テイスティングセミナー
秩父ウイスキー祭りのもう一つの目玉は、10個以上行われるセミナーやイベントです。
セミナーは、ウイスキー祭りのチケットを持っている人のみが参加できます。追加チケットが必要な有料のセミナーと、無料で参加できるセミナーの2種類があります。
以下は、2018年のイチローズモルト創業者の肥土伊知郎さんのセミナーの様子です。
セミナータイトルは「秩父蒸留所10周年記念 大地と森と時の恵みイチローズモルト ほぼ10年ものテイスティングセミナー」。
秩父蒸留所10年の歩みの解説に加えて、肥土伊知郎さんの解説を聞きながら、実際にイチローズモルトを飲むことができるという内容でした。
前半は、秩父蒸留所の10年間を、蒸留所が出来てから創業を開始する時の当時の心境を交えながら紹介してくれました。
中盤からは実際に5種類のイチローズモルトを飲みながらの解説。
今回テイスティングしたのは、秩父蒸留所10周年にちなんだ貴重な10年もの(実際には一番長いもので9年10ヶ月で、ほぼ10年ものです)。
順番にテイスティングしながら、北海道での樽に使用するミズナラ探しを現地での動画を交えて紹介してくれたり、樽作りの工夫など解説していただきました。
最後に、現在取り組んでいる秩父産の大麦とミズナラを使用したウイスキー作りについても解説していただきました。
大麦は既に実際に秩父で栽培を開始していて、ミズナラは秩父のいくつかの地域のものを調査し、試しているとのことでした。
作り手ご本人から、こだわり、思いを込めて作っているイチローズモルトの話を聞く事ができた素晴らしいセミナーでした。
また、秩父出身者としては、秩父産の大麦やミズナラの樽を使って作るイチローズモルトが非常に楽しみです。
有料の各セミナーは定員が決まっていますので、セミナーチケット発売日を秩父ウイスキー祭りの公式サイトなどをしっかりチェックしておくことをおすすめします。
秩父ウイスキー祭り限定ボトル抽選
また、秩父ウイスキー祭り参加者は当たりを引くことができれば、「イチローズモルト 秩父ウイスキー祭り会場限定ボトル」の購入権利を獲得することができます。
ちなみに、秩父ウイスキー祭り2017は、ワールドウイスキーアワード2017の「シングルカスクシングルモルト」部門で世界最高賞を獲得しました。
見学ツアー「秩父蒸溜所オープンデイ」
秩父ウイスキー祭りの前日には、年1回のイチローズモルト秩父蒸留所オープンデイが開催されます。通常は一般には公開されていない秩父蒸留所の内部を見学することができます。
ただし、定員20人✕6回の合計120人しか参加する事ができないので、チケット入手がとても困難です。チケットはネットでの申し込みですが、今年はチケット発売の5分後にはすべての回が完売していました。
来年参加されたい方は、公式サイトなどで発売日をしっかりチェックし、発売時間と同時に申し込むことをおすすめします。
秩父蒸留所見学ツアーの様子は下記の記事で詳しく紹介しています。
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まとめ
秩父ウイスキー祭りと秩父蒸留所見学ツアーの内容を紹介致しました。
年々参加者が増えて、当日券が販売されないくらいの人気ですが、ウイスキー好きの人は絶対に楽しめるイベントです。
試飲会場などはかなり人で溢れていたので、可能であれば1日だけの開催だけでなく、2日間などに分かれていたらいいですね。
1年後となりますが、2019年のウイスキー祭りの詳細が決まりましたら、改めて紹介したいと思います。
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