秩父ファーマーズファクトリー兎田ワイナリーは秩父市街地から車で約30分、自然豊かな秩父市吉田の兎田(うさぎだ)地区に2015年にオープンしたワイナリーです。
自社農園で栽培されたぶどうを使い自社醸造所で生産し本格的な秩父産ワインを造っています。またイチローズモルトとのコラボもおこなっている注目のワイナリーです。
ここでは兎田ワイナリーの雰囲気から醸造工場見学の様子、ワイナリー直営レストラン釜の上農園村レストランでの試飲などまとめて紹介しています。
この記事の目次
本格的な秩父産自家製ワインをつくる「兎田ワイナリー」
兎田ワイナリーとは?
秩父ファーマーズファクトリーの兎田ワイナリーは自然豊かな秩父市吉田兎田地区に2015年にオープンしました。
自社農園で栽培したぶどうと地元の契約農家のぶどうを使い、自社工場で醸造とまさに「秩父産ワイン」を造っているワイナリーなんです!
秩父の気候は寒暖差が厳しく、高い山もない、そして兎田ワイナリーがある吉田兎田地区は秩父の中でも雨が少なく、目の前を通る道路には「フルーツ街道」と名前が付くほど果物の栽培に最適な場所です。
2.0ヘクタールの農園では地元の契約農家の方々と連携し、マスカットベリーAやメルロー、甲斐ブランなどの良質なぶどうを育てています。
数々のワインコンクールで受賞
2015年にオープンとまだ新しいワイナリーですが、オーナーはオープンする前から秩父を代表する日本酒、秩父錦を造っている老舗酒蔵「矢尾本店」と協力をしワインを醸造していました。
Japan Wine Competition(国産ワインコンクール)2014では「秩父ブラン 甲斐ブラン プレミアム キュヴェ 2011」が「国内改良等品種 白」の部で「銀・部門最高賞」を受賞するなど、過去の国産ワインコンクールでも過去5年間連続して各賞に輝いています。
また、同じ秩父にある世界的に有名なウイスキーイチローズモルトともコラボしていて、熟成に利用したウイスキー樽を利用したワインを作るなど注目度が高いです。
ちなみに、イチローズモルトのワインウッドリザーブの熟成で使う樽は、この兎田ワイナリーのものも利用しています。
秩父での兎田ワイナリーのワイン販売店と通販
兎田ワイナリーのワインは秩父の酒屋や道の駅、西武秩父駅にある「祭の湯のみやげ市」で買うことができます。
また、Amazonや楽天市場にも販売しているショップがありますので通販も可能です。
主なワインのラインナップ
秩父ルージュ(赤ワイン)
主に秩父市にて収穫されたマスカット・ベーリーAと、メルローからつくられた2種類の赤ワインがあります。
秩父ブラン(白ワイン)
主に秩父市にて収穫された甲斐ブランと、セイベル9110からつくられた2種類の白ワインがあります。
兎田ワイナリー見学の様子と予約方法
兎田ワイナリー見学は一般の方でも可能
兎田ワイナリーでは工場と農園を無料で見学することができます。
見学は予約制で、11時・13時・14時・15時~の1日4回実施しています。また所要時間は約20分ほどです。
月曜日が定休日となっていますが、栽培作業や収穫時期によって見学できない日もあるので希望の方は兎田ワイナリーへ確認してみてください。
兎田ワイナリー見学 | |
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実施日 | 月曜日以外 |
見学時間 | 11時・13時・14時・15時~の1日4回実施 |
所要時間 | 約20~30分 |
料金 | 無料 |
予約 | 見学は予約制です。希望の方は電話にて兎田ワイナリーへ問い合わせてください。 |
予約電話番号 | 0494-26-7173 |
醸造工場から農園まで見学
この日の見学はオーナーである深田和彦さんが自ら案内してくださってワイン造りの工程を詳しく説明してくださいました。季節によっては醸造・瓶詰め作業なども見ることもできますよ。
こちらは醸造タンク。ワインの発酵に合わせ徹底的な温度管理がされています。
こちらは貯蔵庫にある樽。中へ入ると樽とワインの香りがふわ~と漂っていてとてもいい香りでした。
どの素材の樽に詰めるかによってワインの味が変わるそうで、ぶどうの品種によって樽を使い分けているとのこと。ワインに詳しくない方でも分かりやすいように説明してもらえます。
また、イチローズモルトのウイスキー熟成に使用した樽を利用したワインも試しているとのことで、今後色々と楽しみです。※実際に店舗限定・数量限定で発売されています
工場を回った後は実際にぶどうを栽培している農園を見学します。2.0ヘクタールある広大な農園には先までぶどうの木が植わっています。
見学させてもらったのは7月中旬だったので、まだ小さなぶどうでした。
ブドウの栽培や誘引方法などを聞きながら、オーナーが実際に剪定方法を実践して見せていただきました。
こうして1つ1つブドウを確認しながら手作業で行っているのでとても手がかかり大変な作業とおしゃっていましたが、お話を聞いているとぶどうへの愛や情熱を感じました。
またぶどうの木や周りはとても綺麗にされていて大切に育てているのがよくわかります。
ワイナリー併設「ツーリストテーブル釜の上 秩父うさぎだ食堂」ではワインの試飲と購入が可能!
兎田ワイナリーから約200mのところにはワイナリー直営のレストラン「ツーリストテーブル釜の上 秩父うさぎだ食堂」があります。
ツーリストテーブル釜の上 秩父うさぎだ食堂ではレストランとしてだけではなく、ワインの試飲や販売をしています。また、秩父吉田周辺の観光案内ボードを設置されているので、周辺のレジャー施設、宿泊施設、イベントの情報を集め観光案内所、休憩所としての利用も可能です。
入口すぐに試飲コーナーと販売所、奥がレストランになっています。
試飲コーナーには時期によって変わりますが、常時5種類(白2、赤3)のワインが試飲できます。試飲の際もスタッフの方が丁寧に説明してくれます。
レストランでは、秩父出身のイタリアンシェフが作る、秩父産の食材をふんだんに使ったイタリアンと秩父の名物を融合した食事を楽しむ事ができます。
イタリアンと融合した秩父名物わらじかつ丼「イタリアンフレッシュトマト添えて」。
トマトが添えてあり、バルサミコ酢とオリーブオイルで、通常のわらじかつ丼よりも、さっぱりと食べられるのが特徴です!
『秩父やまなみチーズ工房』のチーズを使った「秩父やまなみチーズ工房のホエーうどん」。
うどんのつゆには、チーズを作る際に出るホエーを使い、粒上のリコッタチーズがふんだんに含まれているため、チーズの香りがとても良いうどんです!
全国でもこちらでしか食べることができませんので、お立ち寄りの際には是非ご賞味ください!
ツーリストテーブル釜の上 秩父うさぎだ食堂 | |
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営業時間 |
レストラン11:00~16:00(L.O.15:00) ショップ10:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日(月曜が祝日の場合は営業、翌日火曜日休み) |
電話番号 | 050-3373-1879 |
住所 |
埼玉県秩父市下吉田3942 Googleマップで見る |
アクセス | 秩父市街地から車で約30分(兎田ワイナリーからは車で約1分) |
駐車場 | 専用駐車場あり |
公式サイト | ツーリストテーブル釜の上 秩父うさぎだ食堂 |
詳細は以下の記事で紹介していますので、併せてご覧ください!
兎田ワイナリーの営業時間とアクセス・駐車場
秩父ファーマーズファクトリー 兎田ワイナリー | |
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営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜日 |
電話番号 | 0494-26-7173 |
住所 | 埼玉県秩父市下吉田字兎田3720 |
アクセス | 秩父市街地から車で約30分 |
駐車場 | 専用駐車場あり |
公式サイト | 秩父ファーマーズファクトリー |
鉄道の最寄り駅はなく秩父市街地から車で約30分と少し距離がありますが、西武秩父駅からはバスも出ています。
西武観光バスの「吉田総合支所行き」または「吉田元気村行き」に乗車し「吉田上町」にて下車、バス停から歩いて10分ほどで到着です。
ただし、バスの本数が少ないので時間を確認してから行く事をおすすめします。
まとめ
秩父でぶどうを栽培・醸造し「秩父産ワイン」造っている兎田ワイナリーを紹介しました。
醸造工場・農園見学は予約制ですが、一般の方でも無料で見学させてもらえます。また直営の釜の上農園村レストランでは実際にワインを試飲・購入もできますので、秩父にお越し際は「兎田ワイナリー」にも訪れてみてください。
オーナーのぶどう・ワイン造りにかける情熱を感じ、まだまだ始まったばかりのワイナリーですが今後も期待が高まります!
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兎田ワイナリーから車で約10分のところに、秩父のもう一つのワイナリー「有限会社秩父ワイン(源作印ワイン)」があります。ぜひあわせて訪れることをおすすめします。
チーズが好きな方は兎田ワイナリーから車で1分とすぐ近くにある「秩父やまなみチーズ工房」もおすすめです。兎田ワイナリーのワインとの相性抜群のチーズを購入できます。
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